HONDiAry

ウィスキー紹介ブログ。買ってよかったもの。その他レビュー。

【陸】キリンウィスキー

夏に合いそうな柑橘系香るウィスキー「陸」

日本のウィスキーが世界でも高く評価され原酒不足で終売になったり、べらぼうな値段で取引されたりしている。まったく話題にならないよりはましかもしれないが、そういうブームにはちょっと辟易している。だから「山崎」も「響」もぜんぜん飲んでいない。(というか買えません)いっとき「カフェモルト」最高!なマイブームがあり、5000円前後と高かったが、いまとなってはお見かけもしない希少種に……

 

ちょっと前に、富士山麓樽熟原酒50度も終売となり、その富士御殿場蒸溜所の次なる新機軸といえるこの「陸」の存在も気にはなってはいたが、ようやく飲んでみた。

 

キリンの富士御殿場蒸溜所はスコットランドタイプ、カナダタイプ、アメリカタイプの3つのグレーンウィスキーの原酒ができることで有名、ということは当然このノウハウを生かしていて、この3タイプのグレーン原酒にすこしモルトを足している。

 

その味は、柑橘系のオレンジの爽やかさが際立つ、バニラ香とよく言われるが、ちょっと自分には感じられない、すこし絡みつくようなねばりはあるけど、そういうことか?

ハイボールにして飲んで、「これはほぼほぼバーボンだな」と納言みたいに呟く。

「うますぎるやん!」

すごくコスパいいやん!と言いたげな自分のバカ。

確かにいつものドラッグストアで、バランタインFとティーチャーズとデュワーズが1000円前後で並んでいて、500mlの小型の「陸」が照れ臭そうに並んでいましたよ。

話のネタに……と思わないコスパ重視の強者の中で、1300円前後で頑張っておるんですよ。質より量ではない強者の世界!BとTとDですぜ!BTD!んで父の日セールでバーボンのMがグラス付きで2000円前後ですぜ!その中であえての500mlで1300円……もうええって?

 

結論、これは、久々の買いです。あたりです。大当たり。でも、毎度悩むことになるでしょう。BTDMの中で、あえての「陸」を手にするこだわりみたいなのがもうひとつほしいやね。